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自作スピーカ作成記録〜Altec Lansing 2.5インチフルレンジユニット"L02-013A-08-B"を用いて何か小型スピーカシステムでも作るかね〜

ユニット入手からキャビネット(エンクロージャ)の作成、音出しまでを写真と文章でひたすら綴っていくだけの実にくだらないだろうブログ、恐らく絶対世の役には立たんでしょう、いいトシしてこんなことしてたら母親に怒られる(>_<|||) 自作スピーカに興味あったら何か参考になることがあるかもしれないので宜しくお願いしマ〜すm(_ _)m(^O^0¥¥)。

キャビネットの「誕生」までのエピソード その1

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キャビネットの「誕生」までのエピソード その1

というわけで、音を出して聴ける状態まで組み立てることができた。

以下、その様子を写真で順に書いてみます。



前面バッフル板。これは何をやっているかというと、バスレフポートを通すための穴を小型ノコギリで切り出して空けているのです。
バスレフポートは内径12mm、外径17mmの塩ビパイプで、もともとJ●ートのカットサービスでこの穴も空けてもらおうとお願いしたら、わたしが注文した直径17mmは不可能、13mmだったら可能ということだったので、とりあえず13mmで空けてもらってあとはわたし自身がそれを広げることで穴を空けようと考えていた。
どのみちこうなることは想定の内。ただ、始めから穴があるのとないのとでは、「穴を空ける」工程の負担はかなり違ってくるので、空けてもらっておいてよかった。



いよいよ、これらの板を組み立てて、このブログのテーマである、Altec Lansing 2.5インチフルレンジユニット"L02-013A-08-B"による小型スピーカシステムのキャビネットを作成するのである。
今回もボンド止めでいこうと思ってる。右上は仮組みしてみたもので、どんな素敵なスピーカシステムになるか、この段階でずいぶんワクワクしてしまう。



バッフル板前面の下部にボンド塗って、底板に接着させる。



こうして、上から重さをかけてボンドが乾いて接着が確実になるのを待つ。
だいたい10分を経過すると、相当しっかりくっつくので、そうしたら次々に板を接着させていく。

こんな具合にね。



ひととおり、これで裏バッフル板を止めればキャビネットになる、というところまで完成。
おおっ!何だかとっても素敵なものが出来上がりそうではないですか!
ISOPHON "Orchester" SINCE 1960 =Hi-Fi MUSIC MONITOR SYSTEM Takayori Okino Original Version MARK II 2016/10/27=の大型キャビネットを作っている時の、「これはとってもいいモノが出来上がるゾ!!」という、あの高揚感溢れる期待の気分を久しぶりに思い出していた。
この様子を見ながら、何度も何度も、「いいキャビネットが完成する」と思っていたが、それはほとんど確信であった。



板の接着部の隙間にパテ(シリコン系)を塗りたくって隙間を埋めているところ。
高音質なスピーカキャビネットを組み立てる上で最も大切なことは、箱の密閉が確実なこと。
いくつかの板のパーツを接着して「箱」にするわけだから、接着面は何らかの形で隙間ができてしまうことがある、まして手作りならなおさらで、もちろん板の接着だけで確実な密閉もできる場合が稀にあるが、たいてい隙間があればわずかでも空気漏れは起こってしまう。この空気漏れは例えばバスレフポートの動作が設計通りの共振周波数で動作しない、密閉式なら、隙間の大きさによるが重低音の再生時にキャビネットのどこからかで「ブロロロロ.....」とかいう不快な音が発生してせっかくの美音を損なうなど、音質に大なり小なり影響を与えてしまうのである。そこで、隙間が小さければボンドを流し込み、少々大きい隙間はシリコン系のパテを塗りたくることで、確実な密閉性の実現を試みている。市販品のちょっと高価なスピーカシステムに負けず劣らずの性能にするのであれば、これは疎かにできない、絶対的にこだわるべき重要なポイントである。


そして、裏バッフル板を閉じる時も、キャビネットとの密閉の確実性はかなり重要なのである。
今回のユニットは出力は小さいので、写真のように簡素ではあるが、3ミリ程度の厚さのゴムテープを、キャビネットの背面の裏バッフル板との接着面にパッキンとしてしっかり貼り付けた。こうすることで、裏バッフル板を普通に閉じたときに外界との空間をしっかりシャットアウトできるようになる。注意すべき点は「角」でのテープの貼り合わせで、ここがいい加減だと隙間ができてしまい台無しであるから、気を抜けない。
これらは、わたしのこだわり。



さて次はバスレフポートの作成である。内径12ミリ、厚さ2.5ミリの塩ビパイプを必要な長さにノコギリで切ってポートを作る。
バスレフポートの実際の調整は、インピーダンス測定のグラフを見ながら、そして音を聞きながらポートの共振周波数を決める。
バスレフポートの共振周波数は、キャビネット自体の容量の大きさとポート自体の容量の大きさで決まるという関係があり、例えば、一般にキャビネットの容量を大きくするorポートの径を絞るorポートを長くすることで周波数を下げられる。
バスレフのことはネットに色々詳しく出ているので、皆さん各自で調べてください、わたしもまるで知識がなかったところからいろいろ勉強して、現在は動作の原理を説明できるくらいになりました。何だかちょっと難儀そうですが、分かってしまうと「あ〜、そんなことなんだ」と、原理も理屈もそんな難しいことじゃないので.......(^_^;)。



いよいよユニットを組込みます。まずは配線、そしてユニットをバッフル板に装着!



適当な長さのバスレフポートを差し込んで、さぁできた!キャビネットはまだネジで止めず、とりあえずは輪ゴムで縛って止めます。
始めに重低音を流して、隙間のチェックをしてみたがどうやら密閉はペアどちらも確実なようです、OK!

きょうはもう寝る時間なので、これでひとまず作業を終えますが、今時点での鳴らしてみた感想は......

1.音ちょっとこもってる。高域があまり出てない.......やはりコイルによる抑制が利き過ぎか。
2.低音出ない。.....計画では90Hzのバスレフのはず.....なんだけど、径が小さいのかなぁ??ほとんど低い音が響いてこない。
3.全体的に音がカタい。よくよく聴いてみると、何だか「鼻がつまったような」響き。窮屈そうな音で聴いててちょっと苦しくなってくる。

明日、これらの課題をなんとかしてみようか。
ただ、基本的には全然がっかりしてない、むしろ確実に、調整次第で「高品位なスピーカシステムが完成する」というわたしの期待はまだ確信のままだった。

では皆様、今夜はこれで、おやすみなさい!

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プロフィール

HN:
しがない音楽家♪
性別:
男性
職業:
音楽家♪
趣味:
音楽を演奏する、音楽を聴く、音楽を作る、ドライブ、オーディオ♡
自己紹介:
音楽家です。ドイツ歌曲の演奏が専門、歌を歌い、ピアノを弾き、作曲・編曲をし、合唱や楽器の皆さんの演奏をまとめたり、音楽を聞いたりなどのシゴトをしています(いや、マジで本当に真実!)。

大きな声では言えないけれど(いいえ別に大きな声で言ってもよろしいのだけれど)、実はコチラに所属してまして某歌曲研究会会員、その研究会ぇ駅ぉ伝っコンサート実行委員会委員と連絡会議員、次にコチラに正会員として所属さらに国内におけるクラシック音楽界で我々クラシック音楽プレイヤが天上の存在と仰ぎ見る大御所マエストロ(わたしの音楽の師^o^¥¥)が主宰している組織にて役員(監査役)をやってます。ブルックナー:交響曲第八番・第三楽章の、あのように雄大な自然の素晴らしさを感じさせるような美しい音楽が大好きです。渋谷の公園通りにある大きな教会に信徒として礼拝に通ってます。

ね?確かな素性でしょ??

プロフィールの画像は=トリミングの上白黒に加工してるけど=「絵描きのやす」さんが描いてくれました、ネット上のどこかでこの画像を見かけたらそれはわたしです。
名前も本名ではないけれど、何も悪いことしてるわけではないから、このプロフィール文を一部Googleれば何かしらヒットするので、わたしの正体を知りたい方はお試しあれ。

オーディオ大好き、前述のマエストロ(わたしの師)から譲り受けたIsophon "Orchester" SINCE 1960という30センチ同軸スピーカユニットによるブックシェルフ型ミュージックモニタをはじめとして、この他にAltec Lansing "409-8E"という天井埋め込み用20センチ同軸スピーカユニットによるコンパクトスピーカシステム、DAITO-VOICE "F120C85-1"という12センチフルレンジユニットによる小型スピーカシステム、これら3機種の自作スピーカを交替で鳴らして毎日オーディオを楽しんでます♪そして、もう一つ、何か楽しいことをやろうとして、さらに小型の自作スピーカを作ろうと企て、その流れを記録するためにこのブログを立ち上げました、よってそのシステムが完成したらこのブログも完成です、ガンバルぞ!!

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